状態監視ツール(smokeping)構築ガイド
サイオンコミュニケーションズ株式会社
米須 渉
1. 監視の必要性
「状態を監視する。」これはネットワーク管理者に取っては必要な事である。ただ監視しているだけではもったいない、これを視覚化することにより平常時や異常時が見えてきます。
2. 今回インストール/設定を行うソフトウェア
今回はsmokepingというソフトウェアをインストールします。
URL: http://people.ee.ethz.ch/~oetiker/webtools/smokeping/
Smokepingとは
Smokeping はすばらしい遅延測定ツールです。このツールは遅延やパケットロスをグラフィカルに表示することができます。Smokepingは、長期間データを保存し各ネットワークの接続状態について詳細な情報を元にRRDTool(※)を利用しグラフ化します。
(※)RRDTool:ラウンドロビンという形式のデータベースに数値を蓄積し、グラフ化/再サンプリングするソフトウェア
3. マシン情報
Installを行うマシンは下記の通りです。
マシン環境
| CPU | Intel(R) Pentium(R) III 1133MHz |
|---|---|
| Memory | 1024 Megabytes |
| HDD | / 36G /home 400G |
| OS | FreeBSD 5.3-RELEASE-p16 |
4.SmokepingのInstall
PortよりInstallを行います。
Portにより必要なアプリケーションがInstallされます。
|
# cd /usr/ports/net/smokeping/ |
5.Smokepingの設定
5.1 httpd.confの設定
Apacheにてsmokepingの結果が閲覧できるように設定します。
Smokeping.cgiというアクセスはAliasを用意します。
Cgi同様に出力もAliasを用意します。
設定変更ファイル: /usr/local/etc/apache2/httpd.conf
|
ScriptAlias /smokeping.cgi /usr/local/smokeping/htdocs/smokeping.cgi |
設定終了後Apacheを再起動します。
|
# apachectl restart |
5.2 Smokepingの設定
設定変更ファイル:/usr/local/etc/smokeping/config
smokeping基本項目
|
owner = Administrator |
Pingでの監視サーバ設定
|
+ カテゴリー |
設定例
|
+ ping menu = ping |
ping以外での監視サーバ設定
|
*** Probes ***に |
|
+ カテゴリー |
設定例
|
+ Service |
6.Smokepingの結果
ブラウザより閲覧が可能です。
smokeping基本項目内のパラメータ”Cgiurl”に書いたURLにアクセスします。
すると、下記のような画面が表示されます(Fig.1)

Fig.1
Select Target: 配下にあるカテゴリー名称をクリックしてください(Fig.2)。

Fig.2
グラフをクリックしてください。詳細なグラフが表示されます(Fig.3)。

Fig.3
次に、詳細なグラフについて説明します。
直近3時間のpingグラフ
このグラフにより直近3時間のRTT(※)がわかります。(Fig.4)
※RTT(Round Trip Time):往復遅延時間。TCPであるデータを送ってから、相手の
確認応答が戻ってくるまでにかかる時間。

Fig.4
直近30時間のpingグラフ
このグラフにより直近30時間のRTTがわかります。(Fig.5)
下記グラフより日中のRTTが夜に比べ長いことがわかります。

Fig.5
直近10日間のpingグラフ
このグラフにより直近10日間のRTTがわかります。(Fig.6)
下記グラフより月曜日と火曜日のRTTが特に長いのがわかります。

Fig.6
このように中長期的にRTTを視覚化することにより障害時の対応としての平常時のスコアを見ることが可能です。
設定も難しくなく負荷もあまり高くないためにこのSmokepingはオススメです。
これで多地点を観測すると今まで見えなかったものが見えてくる場合が多々あります。
皆様もぜひインストールして、監視してみてください。























